58811

サイドテーブル

イギリス

オーク材

1900年頃

横幅：46.5cm　奥行：48cm　高さ：70cm

3本足タイプのサイドテーブルです。
ダークカラーの落ち着いた雰囲気は、小さいながらもアンティーク家具らしい重厚さがありますね。
どんなチェアと合わせようかと考えるだけでも楽しくなりますね。

小さめと言えるサイズ感でこの意匠と年代であるということだけでもかなり希少なことだと思います。
年代が古いこと自体には価値がない(同じものであれば現代に作られたものでも良い)とお考えの方のいらっしゃるかと思いますし、私もそう思います。
ただ、長い年月を経たからこその味わいや、当時にしかないような良い材料、職人さんの技術の高さなどはそれぞれの時代ごとに共通するような魅力があって、材料の枯渇や工作機械に発展などによって今ではほぼなくなってしまったものもあるかと思います。
現品を見ないとなかなかわかりづらいのですが、柱部分や足部分など曲線的な部分もきれいな曲線ではなくノミの跡を感じるような不規則さがあります。
よく見ないとわからない程度かも知れないですが、肉眼だと光の反射の違いに何となく気付けるところなども飽きの来なさの一因になるのかなと思います。

天板の木目の美しさやそのふちの彫刻の細やかさを見るだけでも良いお品であることがうかがえます。
このサイズ感の天板としては必要十分以上の厚みがあるところも高級感を感じる部分かなと思います。
柱部分から足先まで手抜かりなく装飾性を加えながら、それぞれを引き立てあう素晴らしいデザインだと思います。
古民家や和室などに置いてあるとかなりかっこいいだろうなあと思います。
(個人的にイギリスアンティークと和室の組み合わせが好きなだけです。)
同じようなデザインのテーブルとしてはワインテーブルと呼んでいるものがありますが、ワインテーブルは天板高50cm前後でローテーブルの範囲に入るかと思います。
これくらいの天板高であればオケージョナルテーブルという主に4本足のサイドテーブルがありますが、こちらに比べると天板サイズは小さめであると言えます。
このデザインで背が高めであるということが大きな個性であり、その背の高さに対して天板サイズが小さめであるところが特徴的だと思います。
背の高さに対して天板サイズの小さいテーブルとしてはプランツスタンド(花台)がありますが、今度は天板サイズが小さすぎて用途が限定的になってしまいます。
同じようなものを大量生産する現代と比べると、こうした例外的とも言えるようなお品に出会えるのも町の家具屋さんが作っていてた時代の家具だからこその魅力だと思います。
そのせいでアンティーク家具の敷居が高くなるというか、独特の家具名(プランツスタンドとテーブルを区別するとか)を使わざるを得なくなるのがもどかしいところです。

脚部分には補強の金具が入れられています。
天板ニスハゲと合わせ目のすき間と少しの反りがありますのでお写真でご確認ください。

送料区分：宅配便 大
送料：全国3,240円(北海道・沖縄7,560円)

配送について詳しくはこちらをご覧ください。

当店ではご注文後に商品のお手入れしております。
ぐらつきがないか、引き出しや扉の開閉チェックなど、経験豊富なアンティークのプロが丁寧にメンテナンスします。
お掃除やワックスがけ、足裏フェルトの貼りつけまで行いますので、受け取ったその日からお使いいただけます。
再販売されるようなプロの業者様も納得のメンテナンスですので、実用面でも安心してお使いいただけますよ。

アンティークフレックス
電話：0748-83-1161　FAX：0748-83-1184
メール：　info@flex-antiques.com