80406

サイドボード

イギリス

オーク材

1920年頃

横幅：153cm　奥行：46cm　高さ：116cm(座面高93cm)

イギリスアンティークのサイドボードとしては横長サイズのお品です。
大きくなるほどデザインとしても重厚感が増すことが多いのですが、イギリスアンティーク家具らしい落ち着いたデザインであるところも魅力だと思います。
脚が長めなので、収納量は減ってしまいますが、圧迫感は軽減されていると思います。
収納家具としての実用性以上にインテリア性を求められる方におススメと言えるかもしれません。
天板上を飾り台などのなにかの台として使いたい方にも横長サイズであることが活かせるかもしれないですね。

イギリスアンティーク家具のサイドボードで見かける横幅としてはいくつかに大別できます。
奥行きや天板高は変わらず、奥行き46cm強、天板高93cmくらいになります。
全高は天板上の飾りのあるなしなどで大きく変わります。
120cm前後が一番多く見かけるでしょうか、、ただ近年は見つかりづらくなっている印象があります。
その次に見かけるのが、このお品のような150cm強くらいのサイズ感ですね。
この2つは横幅だけでなく、レイアウトも変わる場合が多いです。
120cmタイプは引き出しがあって、その下に扉となっている(縦ならび)ことがほとんどです。
150cmタイプは扉が左右にあって、その間・中央に引き出しがある(横並び)ことが多いです。
横並びの方が扉内の高さも引き出しの深さも大きく作れるというメリットがあります。
横幅で作り分けているというよりはこのレイアウトにするかどうかで横幅が決まっているかのようです。
インテリアとしてサイドボードを置くのか、収納家具として実際の使いたいかの違いと言えるかもしれません。
このお品は例外的にレイアウトは120cmタイプになっていて、実際のサイズは150cmタイプということになります。
本体の引き出しの位置には横幅のある柱が配置されています。
これはデザインとしての魅力もありますが、剛性面と扉1枚が長くなりすぎるという点もあるかと思います。
縦長でも横長でも開口部が広くなりすぎると、扉の開閉時に本体がひずみやすくなってしまいます。
テープで止められていない箱を開けるときなどにひずむ感覚を感じたことがあるのではないかと思います。
より末永く使えるような構造であることが、デザイン的な特徴となっているのも面白いですよね。

背板にも無垢材が使われているところもさりげなくも特徴的な気がします。
一言で言ってしまうとイギリスアンティーク家具らしい落ち着いたデザインではありますが、その中にもそれぞれの個性があるところが面白いですよね。
見た目にはっきりとわかる違いがある場合も多いですが、こうして見比べたり、ある程度の数量を見た経験則でで良さや個性がわかる味わい深さもまたイギリスアンティーク家具の魅力かもしれません。

アンティーク調の取っ手をお付けしております。
無垢材が多用されているため、収縮によるすき間がありますが、それもまた時間経過を感じさせる味わいとお考えいただけましたら幸いです。
天板にキズと合わせ目のすき間、側面に合わせ目のすき間、扉閉じ目にすき間がありますのでお写真でご確認ください。

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当店ではご注文後に商品のお手入れしております。
ぐらつきがないか、引き出しや扉の開閉チェックなど、経験豊富なアンティークのプロが丁寧にメンテナンスします。
お掃除やワックスがけ、足裏フェルトの貼りつけまで行いますので、受け取ったその日からお使いいただけます。
再販売されるようなプロの業者様も納得のメンテナンスですので、実用面でも安心してお使いいただけますよ。

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