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サイドボード

イギリス

オーク材

1910年頃

横幅：161cm　奥行：57cm　高さ：153.5cm(天板高98.5cm)

どっしりとした存在感のサイドボードです。
イギリスアンティークのサイドボードとしては横幅は広めと言えるものですが、それだけが理由とも思えないほどのどっしり感があります。
背板などにも無垢材が使われた総無垢である点や、良いものならではの精密さと言うか造りの良さから来るものではないかと思います。
虎斑も美しく、オーク材の杢目にもこだわった高級品であることがうかがえます。
サイズに見合ったスペースが必要になるので、大きなものほど高級化するのは自然なことでもあると思います。

デザインとして特徴的なのは、天板上の飾り部分に引き戸の収納がついているところです。
実は買い付け時にはこの引き戸が2つしかはまっていない状態でした。
現地ディーラーもいつなくしたのかわからないと言っていたのですが、確かにあったと話していました。
それでも素晴らしい造りと美しいデザインは十分に魅力で買い付けしたものになります。
ところが日本で受け取って改めて引き出しを抜くなどして構造を確認していると、引き出しと天板のすき間と言うか天板の裏に挟まるようにして3つ目の引き戸が出てきました。
やはり3つともはまっている姿を見ると、こちらの方がずっと素敵に見えます。
ディーラーのお茶目だったのかほんとになくしたのかはわかりませんが、とにかくこうしてご紹介できて幸運でした。

もう一点特徴的だと思うのは、脚のデザインですね。
イギリスアンティークのサイドボードではツイストやブルボーズレッグのものが多い中で、ボビンレッグ(ボビンターン)などとも呼ばれるお団子がつながったようなデザインであるところも個性的だと思います。
ストレッチャー(脚と脚をつなぐ横木)がないところも全体的なすっきりとした印象になっている理由だと思います。
大きめサイズですが重厚感と言うよりは、洗練された感じと言うか高級感を感じるたたずまいですよね。
良いものだけが持つ気品のようなものがあるように感じます。
華美にならないイギリスアンティーク家具らしいデザインも魅力です。
収納家具としての実用性はもちろん、インテリアとしてお部屋の雰囲気を引き締めてくれそうです。

天板にキズとひび割れとニスハゲがありますのでお写真でご確認ください。


内寸
引き戸 横幅：147cm　奥行：8.5cm　高さ：12.5cm
扉内(左右とも) 横幅：47cm(間口41cm)　奥行：42.5cm　高さ(上から)：31.5cm・29cm
上段引き出し 横幅：48cm　奥行：42.5cm　深さ：12cm
中段引き出し 横幅：48cm　奥行：42.5cm　深さ：17cm
下段引き出し 横幅：48cm　奥行：42.5cm　深さ：22.5cm
※内寸は起伏があり、参考程度にお考え下さい。

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当店ではご注文後に商品のお手入れしております。
ぐらつきがないか、引き出しや扉の開閉チェックなど、経験豊富なアンティークのプロが丁寧にメンテナンスします。
お掃除やワックスがけ、足裏フェルトの貼りつけまで行いますので、受け取ったその日からお使いいただけます。
再販売されるようなプロの業者様も納得のメンテナンスですので、実用面でも安心してお使いいただけますよ。

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