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サイドボード

イギリス

オーク材

1910年頃

横幅：198cm　奥行：67cm　高さ：102cm

ダークカラーのサイドボードです。
イギリスアンティーク家具のサイドボードではほぼ見たことがないほど横長のサイズです。
このサイズだからこその存在感、重厚感がなんとも言えず魅力的です。

イギリスアンティーク家具のサイドボードでは最大でも180cmくらいでしょうか、ほぼ2メートルというサイズは数年に1台見るかどうかくらいでしょうかね。
アンティーク家具は非常に大型であるというイメージの方も多いと思いますが、イギリスアンティーク家具はそれほど現実離れしたようなサイズのものはほとんどありません。
フランスのお品ではしばしば見かけて、サイドボードに関しては横幅2メートル以下を探す方が難しいほどです。
猫脚に明るめの色の華やかなお品をお好みであればそれらを候補にしていただければと思うのですが、重厚で引き締まったものをお探しでしたら、めったにない機会だと思います。
イギリスのアンティーク家具がそんなに大きいと思えないこともあり、測ってみてびっくりしたくらいです。
私の先入観もそうですが、そこまで大きく感じさせないような、引き締まった雰囲気があるのではないかと思います。
これだけの横幅であれば扉は4枚以上あっても良さそうなのですが、扉が3枚であるところも大きく感じさせない理由の一つなのかもしれません。

デザインとしては左右に人物が配されているのが非常に特徴的です。
ルネサンス様式のものなどでよく見るのですが、イギリスアンティークでは人物の彫刻はほとんど見ないです。
例外的にグリーンマンと呼ばれる精霊のようなものを見かけるくらいですかね。
外国の流行を取り入れているのは、イタリアなどに勉強に行ったデザイナーでもいたのでしょうかね。
15世紀頃の流行なので、作らせた方の好みというか、重厚さを目指した結果だったのかなと思います。
理由などはともかくとして、サイズもさることながら、このデザインも非常に特徴的で珍しいと思います。
メーカーズマークを見るとHampton and Sonsというロンドンにあったキャビネットメーカーだそうです。
大小のキャビネットメーカーがあった中でも、現代でも調べると少しなりとも情報が出てくるというのは、大きなキャビネットメーカーで当時は有名だったのでしょうね。

これだけの大きなサイズで重厚な雰囲気であることもあり、扉も厚みがあり、柱や板部分なども厚みがあり耐荷重性や剛性面でも安心感があります。
背板にも無垢材が使われていて、造りの良いお品であることがうかがえます。
オーク材の杢目も細やかで良いものが使われています。
扉は左右が広めに作られていて、中央にはボトルホルダーがつけられています。
棚板は奥行きが51cmもあり、実用性・収納量としても十分に魅力と言えるお品です。
アンティーク家具らしい雰囲気とイギリスアンティーク家具らしからぬ存在感の、珍しくも美しいお品だと思います。

天板に少しのニスハゲ、ふち飾りパーツの所々にキズとヒビ割れがありますのでお写真でご確認ください。

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当店ではご注文後に商品のお手入れしております。
ぐらつきがないか、引き出しや扉の開閉チェックなど、経験豊富なアンティークのプロが丁寧にメンテナンスします。
お掃除やワックスがけ、足裏フェルトの貼りつけまで行いますので、受け取ったその日からお使いいただけます。
再販売されるようなプロの業者様も納得のメンテナンスですので、実用面でも安心してお使いいただけますよ。

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