64486

ホールスタンド

フランス

オーク材

1880年頃

幅：170.5cm　奥行：50cm　高さ：210cm

非常に珍しいホールスタンドです。
ステッキスタンドやミラー、フックなどがついたものをそう呼んでますが、その範囲では収まりきらないお品です。
ホールスタンドとしては奥行きもあり、どっしりと重厚な存在感です。
ワードローブに様々な機能を持たせたといった方が良いのかもしれません。

私自身アンティーク家具に関わって20年以上、買い付け時にはその20倍くらいの家具を見ると言っても良いほど見てきた中でもこのような家具は見た記憶がないほどです。
前述のようにお玄関に置くホールスタンドと呼ぶのが一番近いのかなとも思うのですが、ワードローブとも言えると思います。
家具のジャンルとしての適切な呼び名も思いつかないような珍しいお品です。
家具がオーダーメイドで作られていた時代だからこその個性的なお品であると思います。
こうした面白い家具に出会えるアンティーク家具の奥深さには、改めて興味深さを感じます。
それほど珍しいものなので、気になった方はぜひご検討くださいね。
売れてしまったら、再びこれに近いものを見つけてくる自信は全く無いです。

希少性としては前述の通りなのですが、ご覧になる方がどれだけアンティーク家具をご覧になってきたかで変わるので、どこが珍しいかを説明するのってなかなか難しいですね。
アンティーク家具に詳しい方ほどこの希少性をわかっていただけるのではないでしょうか。
手短にお伝えすると、このようなレイアウトでこのような機能性のものはまず見ないです。
ミラー、ベンチ、ベンチの下には収納、開口棚、ワードローブ、ステッキスタンド、フックが一つの家具になっているというところがまず珍しいです。
その中でベンチやワードローブ分のサイズ感、ステッキスタンドとベンチが左右に配されている点も非常に個性的だと思います。

デザインとしても素晴らしいと思います。
最上部の彫刻はラインでしょうか、その下にもライオンヘッドの彫刻がされています。
扉部分をはじめとして各部に植物をモチーフとした流麗な彫刻もまた印象的です。
これだけの彫刻がされていることからも良いお品であることがうかがえます。
この珍しい家具はエントランスでお客様を迎えていたのでしょうか、寝室のワードローブだったのでしょうか。
衣類を収納したり、靴を履くときに座ることが出来たり、もっと作られていてもおかしくないような実用性ですね。
インテリアとしてだけでなく、実用品としても十分に魅力的なお品だと思います。

最上部の飾りは取り外すことができ、それを外すと高さは193cmになります。
ベンチの座面高は46cmになります。
無垢材がふんだんに使われていることもあり、収縮によるひび割れが見られるますが、実用強度上は問題ありません。
所々にひび割れとすき間、ミラーに腐食がありますのでお写真でご確認ください。

送料区分：Gランク　(クロネコヤマト・ホームコンビニエンス)
開梱設置・梱包資材の処分を含む配送方法です。

送料例：関西および愛知県 30,000円・東京都神奈川県など関東 31,000円・福岡県 36,000円
お届けできない地域もございますのでお問い合わせください。

配送について詳しくはこちらをご覧ください。

当店ではご注文後に商品のお手入れしております。
ぐらつきがないか、引き出しや扉の開閉チェックなど、経験豊富なアンティークのプロが丁寧にメンテナンスします。
お掃除やワックスがけ、足裏フェルトの貼りつけまで行いますので、受け取ったその日からお使いいただけます。
再販売されるようなプロの業者様も納得のメンテナンスですので、実用面でも安心してお使いいただけますよ。

アンティークフレックス
電話：0748-83-1161　FAX：0748-83-1184
メール：　info@flex-antiques.com