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Maple&Co.社製カップボード

イギリス

オーク材

1920年頃

横幅：123cm　奥行：54cm　高さ：199cm(天板高88cm)

ミディアムカラーのカップボードです。
ツイストも素敵ですね。
イギリスアンティーク家具らしい落ち着いたデザインだと思います。

カップボードは飾り棚兼収納として、定番的人気のお品です。
上がカップ類を飾る飾り棚、下部分は扉などの収納になっている家具をそのように呼んでおります。
こうした構造の家具自体がアンティーク家具以外では、なかなか見ないものと言えるのではないでしょうか。
カップアンドソーサーが日本に普及したのは近年のことでしょうから、それもそうですかね。
アンティーク家具でしか見ない家具だからこそ、一目でアンティーク家具とわかり、それだけに空間を演出する効果も高いように思います。
第一印象が良くなると言いますかね、おしゃれなカフェなどに入ったときのような、瞬時に素敵な空間だと感じるのではないでしょうか。

棚部分の構造も特徴的です。
通常は同じ奥行きの棚がついていることが多いのですが、非常に変則的になっています。
上段は奥行14.5cm、中段は奥行きが狭くなって5.5cm、下段は12.5cmになっています。
下段にボトルのような背の高いものを置いても、その上の段の棚板が邪魔しないようにするためだと思います。
各棚の高さは上から16.5cm(19cm)、17cm、15.5cmになります。
奥行きの違いだけでなく、下段部分が天板から少し(約10cm)立ち上がっているのも特徴的です。
カップボードの棚部分の下段は天板がそれにあたるので、わざわざこうした立ち上がりや横板などをつけることはまれと言えます。
でもこうなっていることで、天板部分との高さの差分だけ立体的なディスプレイが出来たり、天板で少し作業をする際にもディスプレイ品に干渉したりしづらいので、使いやすそうに思います。
デザイン的なアクセントでもありますが、実用性としても魅力的な構造だと思います。

扉裏についたメーカーズマークを見ると、Maple&co.とありました。
Maple社(メープル社)は1800年代中頃に始まった会社で、品質もデザインも素晴らしいキャビネットメーカーとして有名です。
あまり市場に出ないのか、高級であるがゆえにそれほど生産力が高くなかったのか、めったに見つからないお品です。
当店でも1年に1台、なにかしらMaple社製のものが見つかれば良い方くらいでしょうかね。
現地で見つけても、サプライヤー(提供者)は誇らしげにMaple社であることをアピールしてくることも。
運良く見つかったとしても高価すぎて買い付けできないこともしばしばです。
背板などにまで無垢材が使われていることや、美しい杢目のオーク材が使われていることも納得です。

上下に分割できるので搬入も問題ないかと思います。
アンティーク調の取っ手をお付けしております。
無垢材だからこそとも言えるのですが、扉と扉内背板に木の痩せによる合わせ目のすき間があります。
天板にニスハゲ、最下部棚板にキズがありますのでお写真でご確認ください。

送料区分：Eランク　(クロネコヤマト・ホームコンビニエンス)
開梱設置・梱包資材の処分を含む配送方法です。

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商品保全上、複数個口でのお届けとなり、組み立てが必要になります。

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当店ではご注文後に商品のお手入れしております。
ぐらつきがないか、引き出しや扉の開閉チェックなど、経験豊富なアンティークのプロが丁寧にメンテナンスします。
お掃除やワックスがけ、足裏フェルトの貼りつけまで行いますので、受け取ったその日からお使いいただけます。
再販売されるようなプロの業者様も納得のメンテナンスですので、実用面でも安心してお使いいただけますよ。

アンティークフレックス
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