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キャビネット

イギリス

オーク材

1920年頃

幅：138.5cm　奥行：41.5cm　高さ：135cm(天板高78cm)

重厚感がありながらも薄型と言えるサイズ感も魅力のキャビネット(ブックケース)です。
イギリスアンティーク家具ではやや明るめと言えるお色で、重厚過ぎない雰囲気は様々な空間に合ってくれそうです。
脚部分はブルボーズレッグ、彫刻部分にはブドウ、ガラスには面取りが施され、人物モチーフの取っ手、どれもイギリスアンティーク家具でも最高と言えるお品でよく見るデザインで、良いお品であることがうかがえます。

扉内もニス仕上げがされているのも高級感を演出しているように思います。
前述のような特徴を持つ高級感というか上品さのあるお品はイギリスでもロンドン近郊などの南部で見ることが多く、このお品もそうした地域で見つけてきたお品になります。
伝統の中に磨きをかけ流行を取り入れるなどしてさらに洗練させたこのお品のような魅力と、伝統をある程度忠実に受け継いだ北部などのお品それぞれにアンティーク家具らしい魅力を持っていると思います。
上はガラス扉、下は木扉をそれぞれ3枚持つ、どっしりとした脚に木扉には多角形型の装飾を持ったキャビネットは滅多に見つからないお品ではありますが、見つかるお品はこの様な特徴を持っています。
産業革命以降、市民からも富裕層が生まれ続け、ロンドンに富裕層が邸宅を持つようになっていったそうです。
そうした方々に好まれたのかもしれないですね。
アンティーク家具と言えば王侯貴族が使っていたイメージではありますが、貴族は人口の1％未満とも言われるのでこうした事業による富裕層(アッパーミドル)向けの高級家具もあったのだと思います。
この説明文を記載している時点ではほかにも数点ネット掲載していますのでぜひ見比べてみてくださいね。

ブドウの彫刻は繁栄や多産を意味し、聖書にもブドウやブドウ酒にまつわる話が出てくるなど、ヨーロッパではなじみ深い植物です。
先ほども記載しましたが、アンティーク家具の中でも良いお品で見ることが多いですかね。
中央下の扉内には引き出しがあり、こちらはカトラリーが収納できるような仕切りがついています。
ブックケースと呼ぶには少し奥行きがあり、食器類などを収納していたのでしょうかね。
無垢材がふんだんに使われている点や、その杢目の細かさからも良いお品であることがわかります。
イギリスアンティーク家具で収納棚を探しているとよく見かけるように錯覚してしまいますが、実際には滅多に見つからない希少なお品ですので、ぜひこの機会にご検討くださいね。

上下に分割できるので、搬入も問題ないかと思います。
全体にややマットめなツヤのお品です。
所々彫刻にカケがありますのでお写真でご確認ください。

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当店ではご注文後に商品のお手入れしております。
ぐらつきがないか、引き出しや扉の開閉チェックなど、経験豊富なアンティークのプロが丁寧にメンテナンスします。
お掃除やワックスがけ、足裏フェルトの貼りつけまで行いますので、受け取ったその日からお使いいただけます。
再販売されるようなプロの業者様も納得のメンテナンスですので、実用面でも安心してお使いいただけますよ。

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