80321

デスク・譜面台

イギリス

オーク材

1900年頃

横幅：65cm　奥行：38cm　高さ：102.5cm

黒に近いほどのダークカラーにゴシック様式のデザインや彫刻も素晴らしいデスクです。
傾斜のついたデスク面のタイプで、譜面台としてもお使いいただけるかと思います。
お店のメニュー台やディスプレイ台などにしても良さそうですね。

買い付け時には譜面台やお店のメニュー台などに良さそうだなと思って買い付けてきたのですが、書き物机(writing desk)ではないかと思います。
サイズや造りなどにじっくり吟味が必要なお品もありますが、デザインが素晴らしいお品や希少なお品などまでゆっくり吟味して買い付けていると40フィートコンテナを買い付けるには時間がかかりすぎてしまいます。
直感的に皆様に欲しいと思ったお品は無くなっちゃう前に決断しないといけないのは買い付けも皆様のお品選びも同じだと思います。
そんな一目惚れのお品の一つですね。
改めてみてみると、チェアをさすことができ、デスクとしてみても少しデスク高は高めですが、書き物や書類にサインするような場面ではちょうどよい高さなのではないかと思います。
デスク面に傾斜のついたデスクと言えばダベンポートデスクと呼んでいるものがありますが、収納部の造りなどがそれとは異なり、かなり例外的なお品だと思います。

手前に書類や書籍が滑り落ちないように横棒状のストッパーがついていて、デスクとして使うにはこの部分が少し邪魔に感じる方もいらっしゃるかと思います。
日常的な書き物としては少し不便かもしれませんが、それほど使用頻度が高くなく、インテリア性を重視される方におススメと言えます。
ストッパー部に少し高さがあるので、タブレットなどを置かれるとほど良いかもしれないです。
脚を入れる部分は私(身長167cm)で、少し膝頭が入るくらいですかね。
チェアはストレッチャー(脚と脚をつなぐ横木)にあたるまでの深さではありますが、さすことも可能かと思います。
デスク面手前のストッパーまでの高さ 86cm
デスク面最上部の高さ 94cm
脚を入れるスペース 横幅：51cm(35.5cm)　高さ：55cm
本体前面からストレッチャーの横棒までの奥行き 17.5cm

デスクは収納部は引き出しであることが多いのですが、扉になっているところも面白いですね。
例外的なデスクと感じた一因であると思います。 この収納部分の前面の彫刻はアーチ状の枠の中に植物をモチーフとした彫刻がされています。
このアーチの部分のデザインがゴシック様式らしさを強く感じるところです。
ゴシック様式は教会などで見かけることも多く、聖書や書籍を置いていたと考えるとストッパーが少し高めであるのも合点がいくような気がします。
例外的なお品で、特定の用途のために作られたお品だと思いますので、この点は推測するしかないですが、それもまたアンティーク家具の楽しみなのではないでしょうか。
アンティーク家具らしい雰囲気があって、ほんとに素敵だと思います。
側面などにも植物をモチーフとした伸びやかな図案の彫刻がされているのも素晴らしいですね。
これだけを年月を経た本物アンティーク家具ならではの味わいがあると思います。
非常に希少なお品に何かを感じられた方は是非ご検討くださいね。
全体にニスの上塗りがされていて、つやのあるきれいな印象です。

無垢材が多用された古いお品であることもあり、収縮によるすき間ががあります。
扉内底板に2カ所の穴がありますのでお写真でご確認ください。

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当店ではご注文後に商品のお手入れしております。
ぐらつきがないか、引き出しや扉の開閉チェックなど、経験豊富なアンティークのプロが丁寧にメンテナンスします。
お掃除やワックスがけ、足裏フェルトの貼りつけまで行いますので、受け取ったその日からお使いいただけます。
再販売されるようなプロの業者様も納得のメンテナンスですので、実用面でも安心してお使いいただけますよ。

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