80317

ブックケース

イギリス

エルム材

1920年頃

横幅：153cm　奥行：36cm　高さ：148cm(天板高137cm)

イギリスアンティーク家具のブックケースとしては横幅の広いサイズが特徴的なお品です。
本物アンティーク家具ならではの味わいも美しく、イギリスアンティーク家具としては平均的かやや深めと言える深さのお色でしょうかね。
3枚扉で内部はつながっていない各部屋に分かれたタイプで、それだけに開閉時の剛性感(しっかり感)は良いお品であることを使用感としても感じることができます。
本棚としてだけでなく、収納棚や飾り棚としても使えそうですね。

短めのツイストレッグにガラス扉には太めの横桟、これくらいのお色で類似のデザインは数年に一度は見つかるような一つの定番的なデザインです。
その中でも扉の枚数や木扉も使われている、ガラス扉の下半分は木になっているなど様々な違いはありますが、デザイン的印象としては類似性を感じるお品を見かけます。
いくつも作られるような人気のデザインであり、そのデザインの中にも個性をつけようとする職人さんのこだわりも感じられるように思います。
多く作られたお品でありながら大量生産された廉価品ではなく、しっかりと作られた良いお品である点は家具自体が高級品であった時代感をも表しているようにも思います。
内部がつながった造りであると取り出しやすさや、横壁が少ないことで本を並べたときにすき間ができづらく効率的に収納できるようなメリットがあると思います。
このお品のように各扉ごとに横壁があることで、お品としての造りがしっかりとしたり、棚板を短くすることで棚板のたわみを少なくしたり、棚板の位置を各区切りごとに変えることができるような点がメリットだと思います。
サイズやデザインに比べるとこうした部分はお品選びの上では些細なことかもしれませんが、同じようなお品のどちらかを選ぶ際には決め手になったりする場合もあるかと思います。
ほんとに些細なことなのですが、個人的にはこのタイプのブックケース特有かも知れませんが、天板上の立ち上がりの飾りのてっぺんに丸いぽっちがついてるかどうかもちょっと気にしてみたくなるポイントになります。
どちらでも良いけどなんとなく好みがある、団子とお餅くらいの違いですけどね。

横幅をはじめこれだけのサイズ感だからこその存在感があるように思います。
前面はニスの劣化によりややマットなツヤ感です。
天板にニスハゲとキズ、側面にキズ、下部ふち飾りにカケとその補修がありますのでお写真でご確認ください。

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当店ではご注文後に商品のお手入れしております。
ぐらつきがないか、引き出しや扉の開閉チェックなど、経験豊富なアンティークのプロが丁寧にメンテナンスします。
お掃除やワックスがけ、足裏フェルトの貼りつけまで行いますので、受け取ったその日からお使いいただけます。
再販売されるようなプロの業者様も納得のメンテナンスですので、実用面でも安心してお使いいただけますよ。

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