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ゲームテーブル

イギリス

ビーチ材

1930年頃

横幅：92cm　奥行：46.5cm(拡張時91cm)　高さ：75.5cm

天板を拡げるとフェルトが貼られた天板が現れるテーブル、ゲームテーブルです。
ウォールナットの杢目を活かした天板のデザインも素敵ですよね。
もこもことした天板形状も可愛らしく、広げた時はお花のようですね。
脚部分の装飾も細やかでイギリス家具らしい上品さを感じます。
拡張天板を支える脚を引き出すと、小物収納になっているところも魅力です。

トランプなどのカードゲームをするためのテーブルという存在そのものがまず優雅ですよね。
動かしやすいくらいのサイズにして、色々な場所でゲームに興じていたのでしょうかね。
気になってトランプの歴史を少し調べてみたのですが、いつ頃現れたのかは不明だそうです。
14世紀にヨーロッパに普及し始め、各国で様々なトランプが普及したそうです。
日本に伝わったのは16世紀頃で、ポルトガル語を語源としてかるたとも呼ばれたそうです。
現在日本で普及しているのは、英語圏でよく使われる英米式と呼ばれるものだそうですよ。
きっとこの当時はもっといろいろなカードゲームがあったのでしょうね。
思いがけず熱くなって、夜更かししたり大事なものを賭けたりもしたんでしょうかね、妄想しすぎですかね。

由来や歴史もさることながら、現代でもその実用性は魅力だと思います。
当店で扱う家具の中にも天板が拡がるテーブルはいくつもありますが、その拡げ方は様々です。
このお品の場合は閉じているときには天板が2重に折り重なっていて、貝殻のように天板を開くことで拡張します。
背面側中央についた脚を引き出すことで拡張天板を支える脚となります。
この部分が引き出しも兼ねているところが面白いところでもあり、実用面でも魅力だと思います。
ゲームテーブル自体が数の少ないお品なので、良くある開閉方式と言えるほどのことは無いですが、ゲームテーブルの中でもあまり見かけない拡張方式だと思います。
町の家具屋さんが試行錯誤して作ったんでしょうかね、情報の伝達が早い現代人からするともっと普及してもいいのになと思う機能を見ることもありますが、これもその一つですね。

天板にニスハゲとキズとハリ材のハガレ、フェルトに少しの破れがありますのでお写真でご確認ください。

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当店ではご注文後に商品のお手入れしております。
ぐらつきがないか、引き出しや扉の開閉チェックなど、経験豊富なアンティークのプロが丁寧にメンテナンスします。
お掃除やワックスがけ、足裏フェルトの貼りつけまで行いますので、受け取ったその日からお使いいただけます。
再販売されるようなプロの業者様も納得のメンテナンスですので、実用面でも安心してお使いいただけますよ。

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