すっきりとしたデザインと小ぶりなサイズが魅力のサイドテーブルです。
独特の上品さがありますよね。
花台などにも使えそうです。
エドワーディアンと呼ばれるデザイン様式(1910年頃)になります。
すっきりとした印象の直線が多めのデザインに少し曲線が入ったような上品なデザインが一つの特徴と言えますかね。
その前に流行したビクトリアンの華やかなデザインに比べるとすっきりとした印象を受けます。
仕上げ色としては同じマホガニーを使ったお品でもビクトリアンの頃よりも明るめになりますかね。
思い返せば 華やかなデザインには深めのお色、控えめなデザインには明るめのお色を使うことでトータルバランスをとっているところがイギリスアンティーク家具のデザインの秀逸さをあらわしているのかなと思います。
天板などに使われているインレイもまたエドワーディアンでよくみられる技法になります。
インレイとは主材に対して異なる材料や杢目を使って絵のような意匠や線状の装飾など様々なデザインを作り出す技法で、その工程により正確には呼び名が異なりますが、当店では総じてインレイと呼んでおります。
日本語では象嵌細工(木象嵌)が一番近い表現だと思います。
イギリスには17世紀後半くらいから使われ始めた技法です。
模様分だけ彫りこみ、そこに異なる素材をはめ込む技法や、模様を作った薄板を貼る技法(veneer)、幾何学的なシンプルな寄木など何種類かに分かれます。
いずれにせよ非常に手間がかかり、高い技術を必要とする技法で、彫刻とはまた違った魅力があります。
絵のようなマーケットリー(marquetry)から線状になったストリンギング(stringing)、幾何学的なパーケットリー(parquetry)など様々です。
ストレッチャー(脚と脚をつなぐ横木)や足先のデザインも上品な雰囲気がありますよね。
小ぶりながらも手間を惜しまず作られた高級品であることがうかがえます。
イギリスアンティーク家具らしい引き締まった、上品な印象を受けるデザインだと思います。
天板はニスの劣化でややマットめなツヤになっています。
天板にニスハゲ、天板ふち飾りに補修跡がありますのでお写真でご確認ください。
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