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ダイニングチェア等の一人掛けタイプ
アンティーク家具の中でもデザインの自由さが一番あらわれているジャンルの一つといえるのがアンティークチェアだと思います。極端に言えば座ることができればそれは椅子とも言えるのです。快適性を求めれば一定の基準はあると思いますが、デザイン性を求めれば背もたれや座面の高さはもちろん、時には座面の広さまで自由自在にデザインが可能です。それは特定の使用目的や社会的地位によっても変わってきます。糸車で糸を紡いでいた時代にはスピングチェア、お客様をもてなす文化が流行ったときにはサロンチェア、乳母にはナーシングチェア、曲木が発明されるとベントウッドチェア、教会にはチャーチチェアなど。様々なお椅子が時代を映し、かたや幾世代も愛されるデザインもあるなど、アンティークのお椅子はただアンティークチェアと呼ぶには多様すぎるとさえ言えます。
ひじ掛けのついていないアンティークチェアを座面のクッションを基準に考えてみましょう。大きく分けるとお食事用のチェアとくつろぎ用のチェアに分かれます。座面の周りに木の座枠が4辺ともに見えているチェアは総じてダイニングチェアタイプであると言えます。これはクッションは比較的硬めで、姿勢が後傾しないようにすることでお食事を摂りやすくするためです。対して四方に木が見ていないタイプの多くはサロンチェアになります。クッションは柔らかめで座面高も少し低め、姿勢も後傾するのでゆったりと座ることができます。木の座面は当店で扱う1920年頃のお品にはあまり見かけないタイプになります。例外も多々ありますが、これが一つの見分け方と言えるでしょうかね。ちなみに座面高が少し高いかもと思われる方もいらっしゃいますが、計測はクッションの最上部で測っておりますので実際には数センチ(板張りタイプでも3センチくらいは)沈み込みますので実際にはそれほど違和感は感じないかと思います。足のデザインによりますが足カットも行っております。